音楽の力を借りて。
年末は歌番組が多いですね。
今年は知っている曲が多くて見ていて楽しいです(^^)
子供が生まれてからゆっくり自分の好きな曲を聴く余裕もなく、車で音楽をかけるとしても童謡や子供の英語のテキストCDばかりで流行りの曲には疎くなっていました。
が、今年は旦那さんのお見舞いや通院の送り迎えの車中でラジオから流れてくる音楽を聴いたり、プレーヤーを車のスピーカーに繋げて聴いたりして音楽に沢山触れた年でした。
色々な曲に救われました。
旦那さんが具合いが悪くて何も喋れない時、少しでも辛さが和げばと旦那さんが好きなハワイアン音楽かけたり。
旦那さんが入院中はお見舞いから家に帰る道中に大声で歌ってストレス発散したり。
不意に流れてきた曲が心情にシンクロして泣き崩れて車を停止させる事も何度もありました。
でも泣くと少しスッキリして、
『 よし、子供達の所に帰ろう』
と気持ちの切り替えが出来るのでした。
あの時お世話になった曲を自分の備忘録としてここに記したいと思います。
もしご興味がありましたら読んでください(^^)
『 花の匂い 』 Mr.Children
『 STAY 』 コブクロ
『花の名 』 BUMP OF CHICKEN
『優しいあの子 』 スピッツ
などなど…。
たくさんの歌に助けられましたが1番心にグサッと来たのが、
『 夕日にむかって 』
という曲です。
タイトルだけ聞いて「知ってる知ってる~!」と言う方は少ないと思います。
この曲は『 それいけ!アンパンマン 人魚姫のなみだ 』という映画の挿入歌です。
次男とDVDを見ている時にこの曲がかかり、不覚にも泣いてしまいました。
寂しさに負けそうな時
にぎりこぶしをつくりなさい
げんこつで涙ふきなさい
過ぎたことなど忘れなさい夕日にむかって
叫びなさい
誰でもひとり
みんなひとり
そんなに紅く燃えていても
私とおんなじ仲間だと
悲しみに負けそうな時
涙は流れるままにして
あたまを上に向けなさい
日はまたのぼる
時は過ぎる夕日にむかって
叫びなさい
誰でもひとり
みんなひとり
そんなに紅く燃えていても
私とおんなじ仲間だと
東日本大震災の直後、ラジオで『 アンパンマンのマーチ 』が被災された方々からリクエストされることがよくあって、
『 何で童謡??』
と不思議に思い歌詞を気にしながら聴いてみると…あぁ、これは…そうだね。
曲を通じて被災された方々の悲しみが伝わったような気持ちになってこの時もボロボロ泣いたのを覚えています。
『 夕日にむかって 』を聴いた時、その時と同じように心臓を鷲掴みにされたような、胸を射抜かれたような気持ちになりました。
シンプルなのに真を得た歌詞は、厳しくも前を向く勇気を私に与えてくれました。
やなせ先生はやっぱりすごいな~。
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