第二の患者の手記

35才の旦那さんがガンになりました。2019年5月後腹膜原発胚細胞腫瘍ステージⅢと診断される。2019年11月経過観察へ。経験者の方のアドバイスなど頂けると嬉しいです。

旦那さんの闘病を経て変わった価値観②子供達への気持ち

 

旦那さんが抗がん剤治療を初めて1ヶ月ほど経った時に長男が、

「習い事辞めたい」

と言い出した。

子供ながらにがん闘病という異質な雰囲気を感じ取ってか、この頃長男は少し情緒不安定だった。

日によって妙にテンションが高かったり逆に低かったり…全体的に気だるげな感じ。

もしかしたら私が忙しくしているのを気に病んで辞めたいと言い出したのかと思ったけど、

「そうじゃない。よく分からない。」

と言った。

恐らく自分でも感情の名前が分からなかったんだと思います。

結局、始めたばかりだったサッカー以外は全て辞めてしまった。

 

 

 

長男には小さい頃から色々な習い事をさせてきました。

自分からやりたいと言い出したものもあれば、私が勧めて始めたものもあります。

英語、空手、体操、幼児教室、将棋、サッカークラブ…。

何か好きな事、特技になるような事が出来ると良いと思ってやらせてきたけど私が長男をしっかり支えられなかったせいで辞めさせてしまった…そう思って当時はショックでした。

 

 

 

でも実際に習い事を辞めたら長男は放課後に友達と沢山遊べるようになって楽しそうだし、私も時間の余裕が出来てすごく楽になりました。

旦那さんが入院で家に居ない事が多くて不安だった日々も子供達と一緒にゴロゴロして笑い合って遊んで眠ると気持ちが和らいだ。

だんだんと旦那さんが回復して来ると、長男も徐々に落ち着いていった。

 

 

 

そんな中、長男がこんな事を言ってくれました。

「お母さんと一緒に毎日腹筋してたから、体力テストで僕クラスで2番だったんだよ!」と。

習い事を減らしてしまったので代わりに家で一緒に筋トレをしていたのですが、それが功を奏したらしく友達にも「すごーい!」と褒められたそうです(^^)

運動が苦手な長男はこれがとても嬉しかったらしく、今までより自主的に筋トレするようになってくれました。

『 習い事じゃなくても子供が成長出来るチャンスはいっぱいあるんだよな…』

そんな風に思いました。


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⬆「暑い!」と言って半袖短パンの長男…

 

ここで言いたいのは習い事より家がいい!

という事ではなく、

どっちでもいいや!と思えるようになって良かった!

という事です。

でもこれから習い事は自主的にやりたいと言ったものだけにしようかとも思ってます。

どうせなら楽しい事に時間を割きたい!

あんまりたくさんはお金もかかりますしね( ̄▽ ̄;)

来年は和太鼓やりたい!と言っているのでそのうち見学に行ってこようと思います。