第二の患者の手記

35才の旦那さんがガンになりました。2019年5月後腹膜原発胚細胞腫瘍ステージⅢと診断される。2019年11月経過観察へ。経験者の方のアドバイスなど頂けると嬉しいです。

入院前日です

旦那さんの入院が明日に迫ってきました。

昨日はがんセンターでMRIを撮って今日は超音波検査です。

インフルエンザ予防接種も昨日打ってきました。

こちらは旦那さんの会社で千円補助金が出るので申込用紙に一筆頂こうとしたら、千円かかるとの事だったのでやめました(^_^;)

 

 

手術が近づくにつれ、旦那さんはちょっと元気がなくなっている気がします。

何となくですけどね。

抗がん剤より手術のほうが怖いようです。

明日手術説明を先生がしてくださるとの事ですが、

どれくらい時間がかかるのか、

手術の難しさはどんなもんなのか、

まだ明確に教えてもらっていないのでこれを聞いて旦那さんが安心してくれるといいなと思います。

でもなおさら不安になったりして…。

こういう時、家族はどんな言葉をかけたら良いんでしょうね…。

素人の私が「大丈夫だよ!」なんて言っても説得力ないし。

言葉では上手く元気づけられそうにないので今夜は旦那さんが好きな栗ご飯にしようと思います。
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先日の台風で落ちてしまった庭の栗を使います。

今年は早くに落ちてしまったので1いがに対して1個しか実が取れませんでした。

おいしくできるといいのですが。


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庭の隣の田んぼに落ちてウニと化した栗もたくさんありました。

私が「残念だな~」と言ったら長男が、

「きっと栗たちが身代わりになってくれたんだね!」

と言ってくれて心が温かくなりました(^^)

此度の台風で被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。

 

 

旦那さんが病院に行っている間に私はこれから栗剥きします!

栗はおいしいんですけど剥くのがね…。

頑張ります!

今日は記念日

旦那さんが今年の5月に余命半年と言われた時(誤診でしたが)『10月12日まで生きられないかも知れない…』と絶望しましたが、今日こうして家で家族団欒出来ている事がこの上なく嬉しいです。

何で10月12日かと言うと、

 

私の誕生日&結婚記念日なのです(^^)

 

台風で行く予定だった花火大会は中止になり、それどころか家から1歩も出られずに特別なごちそうも無いけどいいんです。

安全と健康が1番大切!

昨日は旦那さんが台風対策に自転車を屋内の物置にしまってくれたり、外に出ている物干し竿や脚立にを束ねて重しを乗せたりしてくれました。

そんなことが出来るまで回復してくれてただただ感謝です。

あと入院の期間に今日が入ってなくて良かったです。

こんな台風の日に子供達と私だけじゃ不安だし、病院にお見舞いも行けませんからね。

 

今日は子供に課している『ゲームは一日1時間まで』の規制を無くして皆でスマブラやったり、WiiFitを引っ張り出してバランスゲームしたりして遊びました。

 

あとは台風の被害が最小限で済めばいいと願うばかりです。

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こちらは昨日、旦那さんが買っておいてくれていたタルト。

シャインマスカットって本当に美味しい。。

来週入院です。

 

最近涼しくなってきたので朝から秋服を引っ張り出してプチ衣替えしました。

病院へ行く日は何となくオシャレしよう!という気持ちになります。

気合いを入れたいと無意識に思っているんでしょうね~。

 

 

本日はがんセンターで消化器外科と腫瘍内科の先生の診察があり旦那さんと行ってきました。

消化器外科の先生の診察では、

・カンファレンスの結果、手術にOKが出た事。

・入院前にレントゲンとMRIと検便が追加になった事。

・入院日の前日の16日に手術説明がある事。

をお話してくださいました。

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手術日がだんだんと近付いて現実味を帯びてきました。

入院説明で渡された用紙には、

 

入院期間3週間!!

 

の文字。

勝手に2週間くらいだと思っていましたが結構長いんですね(^_^;)

それくらい大きな手術って事かな…。

 

 

その後の腫瘍内科の先生の診察では、

・肝臓の手術後に肺や後腹膜の手術が出来るかどうか、もしくは抗がん剤追加になるか検討する。

・とにかく今は手術に向けて体調を整えるように。

・入院までにインフルエンザの予防接種をしてくる事。

を言い渡されました。

「インフルエンザの予防接種はここじゃ出来ないんですか?」

と聞くと、

「うーん、原則ではしません。ウチみたいな大きな病院で予防接種までしちゃうと開業医さんのお仕事を取っちゃうことになるので。」

と言われ納得するも、入院までにあまり日がないので『予約取れるかな?』と焦ってかかりつけ医に電話すると今日は休診日…。

また明日トライしてみます。

 

更に先生から、

「手術出来ることになって本当に良かった!

正直僕は手術出来ないと思ってたんですよ。腫瘍がかなり大きいですからね。」

と言われました。

そ、それはラッキーだったと喜ぶところなのか

( ̄▽ ̄;)

それとも手術出来るからって気を抜かずにいてね、って事なんだろうか…。

前者だよね…そうだよね…。

とにかく治療は前進できそうで良かったです。

季節の変わり目で体調崩しやすいので注意したいと思います。

皆様もお風邪など召されませんように(^^)

 

【お金】9月医療費まとめ

9月合計  162340円(別自費1108円)

 

Fがんセンター(外来)  35720円

             …検査、診察

 

D総合病院(外来)  29720円

             …PET検査

 

B総合病院(外来)  1500円

              …白血球増加剤(1日)

 

H記念病院(入院)  78970円(別自費1108円)

              …静脈フィルター抜去手術

 

H記念病院(外来)  16430円

              …CT検査、診察、薬代

 

 

手術までもう少し

 

昨日、旦那さんは循環器科の先生の診察がありました。

静脈フィルターの手術をして下さった先生です。

消化器外科の先生曰く

『多分血管にこびり付いてるから肺や脳には飛ばないと思われる血栓』が本当に大丈夫か確認するための診察でした。

軽ーく問診してOKを頂きました。

100%大丈夫!って事は無いのでしょうが、絶対安全な手術なんてありませんもんね。

 

 

あとお義父さんの鼠径ヘルニアの手術も昨日だったのですが何事もなく無事に終わったそうです。

良かった良かった。

とりあえず旦那さんもお義父さんも治療は順調です。

早くみんな元気になってのんびり温泉にでも行きたいな~。

まだまだ心配が尽きませんが、そんな日が来るのを信じて今日も頑張ります。

 

手術日仮決定

今日はRI検査と消化器外科の先生の診察がありました。

とりあえず術前の検査はこれで終わり。

来週循環器科の先生と腫瘍内科の先生の診察を経て問題なしと太鼓判を頂ければ17日に入院、21日に手術となります。

まだ手術の細かい説明はされてませんが一日がかりの大きな手術になるそうで、少し怖いです。

もちろん旦那さんの方がもっと不安だと思うので、今は出来るだけ他の事で気を紛らわす手伝いをしようと思います。

とりあえず来週のお義父さんの手術&入院と被らなくて良かったです(^_^;)

もうWお見舞いは嫌だ…。

 

 

 

『あの時、病院に行っていれば…』

 

ドラマや小説なんかで家族ががんになった時よく聞くセリフ、

『あの時、私が病院に行こうって言っていればこんな事には…』

ってやつ。

私も例外なく思いました。

旦那さんにがんの自覚症状はほとんどなかったものの明確な『あの時』があったんです。

 

 

2月くらいだったと思うんですが、

「最近腰の痛みが取れないんだよね~。

体力仕事もしてないのに。

何が原因かなぁ?」

と旦那さんに聞かれた事がありました。

 

その頃ちょうど旦那さんは仕事が忙しく、休みになると1人で部屋に籠ってパソコンをいじっている事が多くなっていました。

元々1人が好きな人ではありましたが、連休ですら趣味だったロードバイクにも乗らず、子供達と遊ぶ事もなく、ひたすら書斎に籠って寝るかパソコンに向かうだけの旦那さんに私は、

「仕事で疲れてるからって、休みの日に一日中動かずにいれば腰も痛くなるでしょ。

辛いなら整体行ったら?」

と言ってしまいました…。

今思えば、あれはがんの痛みだったんですよね。

 

結局整体に行っても治るはずもなく、健康診断でがんが見つかった次第です。

 

 

昨日何となくその頃の話になり旦那さんに、

「あの時、私が病院で検査してもらおうって言えばステージⅢまで行かずに済んだかもしれないね。ごめんね。」

と謝りました。

すると、

「うーん、多分あの時にうさぎさんに『病院行こう』って言われても俺は面倒くさがって行かなかったと思うよ。

仮に行っても初診で腰痛だけじゃ湿布貰って終わりだったんじゃないかな~。」

と旦那さんに冷静に言われ「確かに…」と納得してしまいました。

こういう時に気障な慰め言葉を言わずに、思った事をストレートに口にする旦那さんが好きです(^^)

過去を後悔するより今出来ることをやろう、と改めて思ったのでした。