第二の患者の手記

35才の旦那さんがガンになりました。2019年5月後腹膜原発胚細胞腫瘍ステージⅢと診断される。2019年11月経過観察へ。経験者の方のアドバイスなど頂けると嬉しいです。

【まとめ】これまでの経緯

2019.4.26

旦那さんが会社の健康診断で『肺に影がある』と言われ、病院に行くように言われた。

以前から腰痛や気だるさは訴えていたものの、この時はがんだなんて思ってもみなかった。

2019.4.28

GW中だったが旦那さんが発熱。

先日の検診結果も気がかりだったのでB総合病院の救急外来へ。

CT、レントゲンなどの検査の結果、

悪性リンパ腫

『精巣がん』を疑われる。

連休明けに精密検査をする事に。

 

2019.5.7

前回の検査の結果、

肺、肝臓、リンパ節に転移があるが原発が分からないので特定する為のさらなる検査をする事に。

さらに血栓も多数あり、薬を処方される。

B総合病院にて血液検査や精密CTなどの検査を多数行った。

今後に行う検査の予約もする。

2019.5.8

C総合病院にてPET検査。

2019.5.10

胃、大腸カメラ。

検査のために下剤を大量に飲み、お腹の調子が悪くなる。

2019.5.13

B総合病院にてレントゲン、MRIなどの検査。

2019.5.20

B総合病院にて診察。

これまでの検査の結果から

『平滑筋肉腫』を疑われ、余命半年から1年と宣告される。

希少がん科のある大学病院を紹介される。

2019.5.23

大学病院にて尿、血液検査、レントゲン、心電図。

『平滑筋肉腫』ではなく『胚細胞腫瘍』の疑いに変わり、またまたB総合病院へ。

2019.5.27

B総合病院で診察。

先生と相談してがんセンターへの転院を決める。

午後にがんセンターへ行き診察。

簡単な検査をする。

エコーで精巣にがんが見当たらないため、

『後腹膜原発の胚細胞腫瘍』疑いに変わる。

2019.5.30

腫瘍内科の先生の診察。

来週生検する予約を取る。

B総合病院で行った検査が1ヶ月近く前になってしまったのでがんセンターで1から検査をし直すことに。

 

2019.6.3

CT、MRI、レントゲン、血液検査など。

2019.6.4

生検の前日入院。

のはずが入院後、がんの広がりがかなり進み危ない状況なので生検前に抗がん剤治療をする事に。

しかし血栓の状態もかなり悪いので抗がん剤治療前に静脈フィルターを入れる手術をする為にH記念病院へ転院。

即日フィルター留置手術。

2019.6.5

H記念病院退院。

がんセンター入院。

翌日から行う抗がん剤治療の説明を受ける。

がんの状態が酷いので合併症で死亡、もしくは腎不全などの後遺症が残る確率が高いと言われる。

2019.6.6~6.10

BEP療法1クール1日目~5日目

2019.6.13

BEP療法1クール8日目

2019.6.20

BEP療法1クール15日目

白血球の数値が足りず、投薬断念。

2019.6.23

退院

2019.6.26

入院

 

2019.6.27~7.1

BEP療法2クール1日目~5日目

2019.7.4

BEP療法2クール8日目

2019.7.8

退院

2019.7.9

外来にて血液検査、CTなど

2019.7.11

BEP療法2クール15日目(外来にて)

診察と心電図、肺活量検査など。

がんが落ち着いてきたので以前出来なかった生検を3クール前にする事に。

2019.7.12~7.15

毎日、白血球を増やす皮下注射『グラン』を打ちに外来へ。

2019.7.16

生検前入院

2019.7.17

生検

そんなに痛くなかったらしい。

採取した腫瘍のがん細胞が死滅していた為、病名断定できず。

2019.7.22~26日

BEP療法3クール1日目~5日目

2019.7.28

退院

2019.7.29

BEP療法3クール8日目(外来にて)

 

2019.8.1~4

白血球増加剤投与(外来にて)

2019.8.5

BEP療法3クール15日目(外来にて)

2019.8.6~2019.8.12

白血球増加剤投与(外来にて)

2019.8.13

入院

2019.8.14~18

BEP療法4クール1~5日目

2019.8.19

退院 

2019.8.20~21

白血球増加剤投与(外来にて)

2019.8.22

BEP療法4クール8日目(外来にて)

2019.8.23,26~30

白血球増加剤投与(外来にて)

2019.8.29

BEP療法4クール15日目

白血球の数値が足りず、投薬断念。

腫瘍マーカーはすべて鎮静化。

 

2019.9.2,3

白血球増加剤投与(外来にて)

2019.9.4

C総合病院にてPET検査

2019.9.10

外来にて採血、CT

2019.9.12

がんセンターにて診察

2019.9.17

H記念病院入院、静脈フィルター抜去手術

2019.9.18

H記念病院退院、がんセンターにてMRI

2019.9.19

がんセンターにて診察、ICG肝機能検査

2019.9.25

がんセンターにて診察、CT

 

2019.10.2

手術前検査

2019.10.4

RI肝機能検査

2019.10.7

診察

2019.10.10

診察

2019.10.15

MRI

2019.10.16

腹部エコー

2019.10.17

入院

2019.10.21

転移による肝臓腫瘍切除および胆嚢摘出手術

摘出した腫瘍はすべて死滅していた。

 

2019.11.5

退院

2019.11.7

診察

2019.11.12

診察

2019.11.14

診察

2019.11.20

CT.エコー

2019.11.21

診察

2019.11.22

診察

2019.11.25

診察

2019.11.28

診察

経過観察を言い渡される。

 

 

 

 

 

ざっくり治療経過を記載すると、

 

病名 性腺外胚細胞腫瘍 ステージ3 

後腹膜原発 肺、肝臓、リンパ節転移 静脈血栓症併発

 

静脈フィルター留置

BEP療法4クール

肝臓腫瘍除去手術

 

↑以上の治療を経て腫瘍マーカーは鎮静化。

原発の後腹膜は画像で確認できないほどに消滅。

肺、肝臓、リンパ節に残存腫瘍はあるものの手術で取り切れない場所にあり、摘出した腫瘍はすべて死滅していた為、以降経過観察に。