第二の患者の手記

35才の旦那さんがガンになりました。2019年5月後腹膜原発胚細胞腫瘍ステージⅢと診断される。2019年11月経過観察へ。経験者の方のアドバイスなど頂けると嬉しいです。

病院食

旦那さん、まだまだ吐き気や味覚障害と闘っています。

今日もお昼ご飯を、

「はぁ…」

「ふぅ…」

「うーん…」

と唸りながら何とか食べてました。

今だけの事だし副作用なんだから仕方ないのですが、せっかく作ったご飯を不味そうに食べられるのは複雑ですね(^_^;)

そしてふと病院食を思い出しました。

 

 

病院食は塩分控えめなので、すごく美味しくはないです。

でも出汁の味はするし、品数も多いし、栄養も計算されてるし、薄味好きで健康な私が食べる分にはそこそこ美味しいです。

食事のトレイが運ばれる大きなカートには患者さんの症状によって色んな形状のお食事がズラリと並んでいます。

全部ペースト状の食事だったり。

細かく刻んであったり。

魚NGな人。

肉NGな人。

卵NGな人。

一人一人に合わせて食事を毎食用意するってすごく大変そうだな、いつも思います。

 

 

でも患者さんは旦那さんのように味覚障害だったり吐き気があったりで、

「病院食不味いんだよ」

と言っているのをよく聞きます。

先生や看護師さん達も、患者さんの気持ちに寄り添うために言っているんだと思いますが

「うちの病院食不味いでしょう?」

と聞いてきます。

 

 

そんな時、病院食を作ってくれてる方はどう思ってるのかな~なんて想像してしまいます。

がんセンターという場所なんだから当たり前、

仕事なんだから指示されたもの作ってるだけ、

と割り切っているのかも知れませんが、せっかく作ったお食事を不味いと言われて嬉しい訳ないよな~(〜_〜)

作ってる方にお会いする事はなかなかと思いますが、もし機会があれば

「いつもお食事作って下さってありがとうございます!」

と伝えたいな~。

 

 

なんて書いていたら旦那さんがまた吐いてしまいました…。

辛いのに頑張って食べてくれてたんだよね。

もっと消化に良いものにしようかな。