第二の患者の手記

35才の旦那さんがガンになりました。2019年5月後腹膜原発胚細胞腫瘍ステージⅢと診断される。2019年11月経過観察へ。経験者の方のアドバイスなど頂けると嬉しいです。

去年と今年のギャップ

 

今日スーパーに行ったら、もう桃が売っていました。

ぷりぷりで香りの良い桃を見て、また去年の事を思い出しました。

旦那さんが抗がん剤治療の副作用で吐き気が酷く、果物くらいしか食べれなかった時に、

さくらんぼ、グレープフルーツ、ぶどう、桃など沢山買って差し入れしていたのでした。

特に桃は旦那さんが好きな果物だし、病院食では出なかったのでよく買っていました。

 

 

 

抗がん剤を始める時に先生から、

『 治療しなければいつ死んでもおかしくない状態です。

治療しても抗がん剤の合併症で後遺症が残ったり死亡する可能性もあります。

特に最初の1週間は確率が高いので覚悟はしておいて下さい。』

と言われたのがちょうど去年の今頃。

毎日面会時間ギリギリまで病室で付き添っても離れると心配で泣きながら運転した帰り道。

夜中に病院から、

『 急変したから来て下さい!』

と電話が来ないかと何度も起きてスマホを確認したあの頃。

辛かったなぁ…。

 

 

 

今は旦那さんが家にいてくれて、子供を任せてお昼寝だって出来ちゃうもんね~。

凄い差だ…。

「桃が売ってたから買ってきたよ、食べる~?」

と尋ねると、

「良いねぇ、去年は副作用でほとんど味分かんなかったからなぁ」

と旦那さん。

美味しく食べれるようになって良かったね。

寛解できて良かったね。


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福岡県産の桃!

美味しくいただきました。