第二の患者の手記

35才の旦那さんがガンになりました。2019年5月後腹膜原発胚細胞腫瘍ステージⅢと診断される。2019年11月経過観察へ。経験者の方のアドバイスなど頂けると嬉しいです。

通常運転で

最近次男(こうさぎ)がイヤイヤ期に入り、

何をするにも時間がかかる。

お茶もこぼしながら自分で入れたがるし、

バナナを食べるにも皮を自分で剥きたくて、

ちょっと先が避けてるだけで大泣きする。

まぁそういう時期だから仕方ないな、と思って

付き合っているのですが

昨日は長男(こぐま)も体調不良で機嫌が悪く、

咳をする度に「咳やだ~!」と言って怒り泣き。

何とか寝かしつけたものの一抹の不安が…。

『旦那さんが死んだら1人でこの子達を育てなきゃいけないんだ』

そう思ったら怖くてつい旦那さんに

「1人で育てるの辛すぎるんですけど…」と言ったら

「そんなすぐ死なないって~。

何もしなければ半年から1年って言われただけなんだから

治療したら10年くらい生きられるかもよ~」

「10年生きられたら随分良いね」

「10年で良いって言われるのも何か微妙だけどね~」

そんな会話をした。

 

旦那さんが生きる希望を失ってない事に安心した。

そして相変わらず平常運転。

昨夜も1人で泣いてないかと思って何度も寝室を覗いたけど

ぐっすり熟睡していた。

強い人だと思ってはいたけど本当に凄い。

旦那さんがそんな感じなのに私だけ悲観してるのも

変だと思っていつも通りに過ごした。

 

不安で悲しくて辛い時は無理せず泣いて、

それ以外の時はなるべく普通でいよう。

きっとそれが旦那さんが望んでいる事だから。