揺れる病名
昨日、紹介された大学病院に行ってきました。
先週の検査で旦那さんのがんが
『平滑筋肉腫』という希少がんである可能が高いと言われ、
希少がん科のある病院を紹介されたのです。
即日入院も視野に入れて準備を済ませ、
1時間半かけて大学病院に向かいました。
あらかじめ送られていたデータを元に問診、触診をされた後、
担当医の先生から
『今日は尿検査と血液検査、心電図、レントゲンを
とりあえず撮ってきてください』と言われました。
そんなの前の病院でやったじゃないか~と思いつつ、
素直に検査を受けてまた診察。
すると先生は今日の血液検査の結果を指さして言いました。
「この数値がすごく高いでしょ?この項目が異常って事は胚細胞腫瘍だね」
はい…?肺?
と聞きなれない単語に困惑していると
「まだ確定じゃないけど精巣がんだと思います。
精巣がんはここじゃなくても治せますよ。」
と続けて言われ
「え、治るんですか?」
「治療法も確立されてるがんだからね。
完治できますよ。」
ええ~~!
なんだよもう~~!
余計な心配させて~!
って言うか血液検査で分かるなら
前の病院で分かったんじゃないの~!?
とグルグル思考が回り、ついつい忘れてしまいました。
良かったね!と旦那さんに言うことを…( ̄▽ ̄;)
とりあえず精巣がんを確定させる検査を
前の病院でする事になりました。
もう早く原発分かってくれ…!!
帰りにショッピングモールに寄って帰ろうと
旦那さんが言うので旦那さんの洋服を見る事に。
Tシャツを7枚とパンツを1本買いました。
いつもは洋服なんてほとんど買わないので
こんなに一度に大量に買ってるのを見るのは初めてで
「くまさん浮かれちゃってるの~?」と聞くと
「ハハハ、そうかもね!」と明るい声で言いました。
何にも言わなかったけどやっぱり不安だったんだなと
実感して涙が出ました。
「良かったね、良かったね!」
とやっと旦那さんに喜び合えました。
とはいえまだ原発が決定した訳じゃない。
末期がんには変わりない。
予断を許さない状態ですが少しだけ希望がもてた日でした。