第二の患者の手記

35才の旦那さんがガンになりました。2019年5月後腹膜原発胚細胞腫瘍ステージⅢと診断される。2019年11月経過観察へ。経験者の方のアドバイスなど頂けると嬉しいです。

8日目の抗がん剤日

今日は旦那さんがかなり調子が良さそうで、お昼ご飯も完食出来たし、話もしっかり出来ました。

ここ2、3日喋るのがままならなくて、仕方が無い事なのですがどうして欲しいのか、どう思ってるのか分からなくてかなり不安でした。

でも今日は「退院してしばらくは身体あんまり動かないと思うから料理でも覚えようかな」

「こぐま(長男)の好物作れるようになりたいな」

と退院後の話をしてくれて将来に対して前向きな事も分かったし、帰った後もLINEのやり取りが出来て(最近は打つ元気も無かった)回復してきたんだなぁと実感出来て本当に嬉しかったです!

このまま合併症もなく良くなりますように…!

 

旦那さんは今、ベッド上安静なのでもう10日程お風呂に入れていません。

身体は毎日看護師さんが蒸しタオルで拭いて下さるので問題ないのですが髪の毛が気持ち悪いらしく「早く髪の毛抜けないかな」と言う程です。

そこで水がなくても使えるドライシャンプーを買ってみようと思いドラッグストアへ行きました。

カゴに入れて会計しようとするとレジのおばさまが

「ちょっとこれ使ってみて!」

とアベンヌウォーター(温泉水)のスプレーを手に吹きかけて勧めてくれました。

「これは肌に優しいし、お風呂に入れない時とか体や顔にかけて拭くだけですごくさっぱりして気持ちいいの!ドライシャンプー買ってらっしゃるからどなたか入院してるのかと思って声掛けちゃったの!」

いつもならお断りしていたと思いますが、今は旦那さんに良さそうな事は全部試したくてお財布の紐が緩い状態(笑)

更におばさまの商売熱心さに尊敬の念を抱き購入する事にしました。

すると「これおまけ!」とエコバッグとボディタオルを付けてくれました。

「家族が入院すると大変よね。これも良かったら飲んで!体に良いんだって!頑張ってね!」

と商品入れ替えのために下げたという甘酒(1リットル)もくれました。

見ず知らずの人にエールを貰って今日も元気に頑張ろう!と思えた出来事でした。