第二の患者の手記

35才の旦那さんがガンになりました。2019年5月後腹膜原発胚細胞腫瘍ステージⅢと診断される。2019年11月経過観察へ。経験者の方のアドバイスなど頂けると嬉しいです。

仕事をするにあたっての懸念

 

私の社員登用の件については、とりあえず保留にしてもらいました。

上司は、

「状況や気が変わったら言って下さいね」

と仰って下さり有難い限りです。

同じ職場の先輩ママさん達から話を聞くと、

「休みが取りやすい職場だよ~!

色々融通聞いてくれるし、社員になっちゃいなよ!

給料はそんなに高くないけど(笑)」

との事で前向きに検討はしています。

多分、保育園さえ転園出来れば物理的には無理じゃないと思うのですが、どうしても二の足を踏んでしまうのには幾つか理由があります。

 

 

 ・子供達のサポートが疎かになってしまうのではないかという心配

 

次男の保育園転園もそうですが、もっと心配なのは長男!

敏感で繊細だけど頑固な性格の長男…。

ちょっとの変化ですぐ精神的に参ってしまう為、旦那さんの闘病中もかなり気を遣いました。

家族との時間が減る事で、彼の精神が不安定にならないかと心配です…。

強くなるチャンスなのかも知れませんが、やってみない事には分かりませんね。

 

 ・自分が両親と同じになりたくない気持ち

 

これはどういう意味かと言いますと、私は子供の頃にお世辞にも褒められない家庭環境に育っていまして、今でも両親の事を同じ子を持つ親として軽蔑しています。

そのため、両親がしてきた子育ての方法と私の子育ての方法が同じになること(それ自体が悪い事じゃ無いとしても)に、酷い嫌悪感があります。

今回の場合で言うと、

『 母親が家に不在の時間が多い 』

という点のみなのですが、自分の幼少期の実家と同じ状況になるいう事に抵抗があるのです。

これは私の心の問題であると分かってはいるので、頑張れば乗り越えられると思います。

 

 ・旦那さんの気持ち

 

これが1番大きいと思います。

旦那さんは基本的に、

女性は家事、育児。

(仕事は家庭に影響の出ない程度に)

男性は仕事。

と言う考えの人で、私も基本的には賛同していました。

抗がん剤治療を始める時に先生から、

「合併症で腎不全になる可能性もあります。」

と言われた時に私が励ますつもりで

「働けなくなったら私が働いて稼ぐから」

と言ったら、

「それは嫌だな…情けなすぎる」

とションボリされてしまったくらいです(^_^;)

もちろん旦那さんが働けなくなったら私が…!

という気持ちは今でもありますが、

『 まだ復職してもいないのに、こんな事言って傷つけちゃったらどうしよう… 』

『 もう俺が死んだ後の準備してるのか…とか思ったりしないかな…』

なんて考えてロクに相談も出来ずにいます。

そして旦那さんにもしもの事があった時、

『 もっと家族の時間を持てば良かった』と後悔しないかとも懸念しています。

 

 

 

とつらつら心配事ばかり並べてしまいましたが、改めて書いてみると、

『 やってみてから考えてもいいんじゃない? 』

って事ばかりな気もしますね。

とりあえずは旦那さんに軽ーく相談する所から始めたいと思います(^_^;)